繰上げ返済シミュレーションの使い方
借入額・金利・返済期間などの返済条件と、繰上げ返済をする時期・金額を入れると、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つのやり方で、減る利息・短くなる期間・毎月の返済額をまとめて比べられます。住宅ローンなどで、まとまったお金ができたときに繰上げ返済をするか迷ったときの目安にお使いください。
期間短縮型と返済額軽減型のちがい
期間短縮型は、毎月の返済額を変えずに、返済期間を短くするやり方です。返済額軽減型は、返済期間を変えずに、毎月の返済額を下げるやり方です。繰上げ返済する金額が同じなら、一般に期間短縮型のほうが減る利息は大きくなります。毎月の家計に余裕を持たせたいときは返済額軽減型、総支払額をできるだけ減らしたいときは期間短縮型が向いています。
計算のしかた
借入額・金利・返済期間から、元利均等返済の毎月の返済額を求めます。
毎月の返済額 = 借入額 × 月利 ÷(1 −(1 + 月利)^(−返済回数))
月利 = 年利 ÷ 12
繰上げ返済をする時期まで、この毎月の返済額で返済を進めたときの残高を求め、そこから繰上げ返済額を差し引いた残高をもとに、2つのやり方をそれぞれ計算します。
- 期間短縮型:毎月の返済額は変えずに、残高が0になるまで返済回数を数え直します。もとの残り回数との差が「短くなる期間」です。
- 返済額軽減型:残りの返済回数は変えずに、繰上げ返済後の残高で毎月の返済額を計算し直します。
どちらも、繰上げ返済をしなかった場合に払うはずだった利息(残高と、残り回数ぶんの返済額の合計との差)と比べて、減る利息を計算しています。
具体例
借入3,000万円・金利1.0%・35年で返済中、10年後に100万円を繰上げ返済する場合、毎月の返済額は84,686円、繰上げ返済をする時点の残高は約2,247万円(22,470,655円)です。
- 期間短縮型:返済期間が1年3か月短くなり、利息が276,378円減ります。
- 返済額軽減型:毎月の返済額が80,917円(3,769円減)になり、利息が130,617円減ります。
注意点
- 金利が変わらない固定金利として計算しています。変動金利の場合、その後の金利の動きによって結果は変わります。
- 繰上げ返済の手数料は金融機関によって異なり、この試算には含めていません。
- 住宅ローン控除を受けている場合、繰上げ返済によって残高が減り、控除額が変わることがあります。詳しくは国税庁のページや税務署で確かめてください。
- 繰上げ返済で手元のお金が少なくなりすぎないようにすることも大切です。生活費や急な出費に必要な分は残して計画してください。
- 正式な金額は、借入先の金融機関で確かめてください。
ローン返済シミュレーションでは、繰上げ返済をする前の毎月の返済額や総返済額、年ごとの返済計画を確かめられます。